こんにちは、こえだです。
大月町はすっかり春らしくなり、今まさに桜が満開です。
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Web図鑑にて、たくさんの海の生き物たちを紹介していますが、生き物の名前ってほんとうにさまざま。
名付けた人の色んな思いが込められていて「なるほどなぁ」と思わされることもよくあります。
先日、西泊の沖で潜っていたところ、めずらしい横穴(ひと一人がなんとか通れるぐらいのい洞窟)をみかけたので中を覗き込んでみました。
そこに群れていたのは・・・
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サクラテンジクダイといいます。
桜の花びらが舞い散るような赤い模様が綺麗な魚です。
サクラテンジクダイのページ
「花びら」といえばハナビラウオ。
先日、解説をあげましたのでぜひご覧ください。
ハナビラウオのページ
ちなみに花の部位というくくりでは、かなり マニアック ですがこんなものも。
![](https://kuroshio.or.jp/wp-content/uploads/2021/03/182c_Eustomias_Haploclonus_stamen_NMMB-P12724-TK-1024x546.jpg)
ユーストミアス・ステイメンといいます。
実はこの魚、私が新種記載したのですが、ステイメンとはラテン語で「おしべ」。
![](https://kuroshio.or.jp/wp-content/uploads/2021/03/182c_Eustomias_Haploclonus_stamen_NMMB-P12724B-TK-1024x154.jpg)
ひげの先端に「おしべ」のような触手があることが特徴なので、その名を付けました。
これは渋い!
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さて、花の話題に戻ります。先日は道端で見慣れないタンポポをみかけました。
調べてみたところシロバナタンポポという在来種のようで、高知をはじめ、愛媛、島根、大分、熊本、宮崎に多いようです。
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こちらはタンポポスズメダイ・・・ではなく、それによく似たヒマワリスズメダイです。
コガネスズメダイにもとてもよく似ていますが、別の種です。
そういえば、このヒマワリを採ったのは去年の8月、向日葵が満開の時期だったのを思い出しました。
せっかくなのでタンポポスズメダイも手に入れたいですね。
さて、最後にご紹介するのはこちら
![](https://kuroshio.or.jp/wp-content/uploads/2021/03/184_Hyporhamphus_yuri_KBF-I1094-SWShikoku-1024x481.jpg)
ユリサヨリです。
ユリ?うーん・・・?
あー、たしかに口の先端が赤くなっている感じ、ちょっとユリの花のようにみえるかも!?
いえいえ、実はこの和名の「ユリ」、ロシアの魚類学者Yuri N. Shcherbachev氏に献名されたものなのです。
まぁ、たしかにシュベルバチェフサヨリは読みづらいですしね・・・。
でも、「地球は青かった」で有名なガガーリンと同じスペルならユリではなくユーリなのでは・・・。
というツッコミはさておき、花の名前シリーズ?でした!
そして、やっぱり魚の名前について考えると、名付けた人の色んな思いが込められていて「なるほどなぁ」と思わされるんですね。
こえだ
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