3月クラゲ採集

すっかり春めいてきましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?お出かけするには最高の時期ですが、花粉症もちの人にとっては我慢の時期となります。私も10年前に花粉症が発症するようになってしまいました・・・

今月は目のかゆみ、くしゃみ鼻水に耐えながらのサンプリングとなりました。

上旬は宿毛湾、下旬は足摺方面をまわり、調査してきました。

曇り気味の天気。風も吹いてきた・・・
最近調査に同行してくれる名村君。非常に助かってます!

海の色もやけに濁っているな、と思ってましたがその原因は植物プランクトンでした。珪藻などが非常に多くみられました。

プランクトンサンプル。植物プランクトンのせいでお茶っぽい色に

一方、足摺方面では・・・

下田港。対岸に見えるのは青さのりの養殖網です。

淡水と海水が混ざり合う下田港。3年間、クラゲ採集を行ってきましたが、ここではあまり、クラゲがとれないのです。

網を曳く名村君。干潮時は海面が遠いので、6mくらいある玉の柄を使ってます。
採集物をバケツに洗い出し、サンプル瓶に移します。み、みずが透明過ぎてクラゲはおろか他の生物もいない・・・
帰ってから目視や顕微鏡下でクラゲを探します。下田にはクラゲいませんでした。

3月は潮の入り具合でクラゲの取れ高が大分変ってきます。今回はたまたま良い潮が入っていた港で思わぬ収穫が。

フウセンクラゲモドキ

フウセンクラゲモドキです。体長数ミリのクラゲですが、非常に面白い生態をもっています。詳しくはWeb図鑑をご覧ください!

フウセンクラゲモドキ | 公益財団法人 黒潮生物研究所 (kuroshio.or.jp)

花粉の時期はまだまだ続きますが、負けずに調査進めていきたいと思います。としの

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