客員研究員

客員研究員の紹介

中野理枝 Ph.D (なかの りえ)

専門分野

ウミウシ類(軟体動物門 腹足綱)の分類学と行動生態学

所属学会:日本貝類学会・日本動物分類学会・日本動物行動学会
研究業績一覧:こちらをクリックしてください

2014年より NPO法人全日本ウミウシ連絡協議会(AJOA)理事長
NPOサイト: NPO法人全日本ウミウシ連絡協議会website

個人サイト:匍匐亭日乗


明林永二 (みょうりん えいじ)

明林  永二

専門分野

ヤドカリ類の分類、サンゴの蛍光、LED照明機器の開発など

研究所周辺で見つかったヤドカリ

平坂 寛(ひらさか ひろし)令和2年3月5日から

オオカミウオを捕獲

専門分野

海洋生物、爬虫類、昆虫類などを採集し、五感を使って生き物たちのことを調べる。生物関連の記事執筆、メディア出演・サポート、講演会等のイベント活動など活躍の場は多岐にわたる。

平坂 寛さんと共同研究プロジェクト→深海で暮らす魚たちの謎に迫る!

平坂 寛さん個人サイト→平坂寛のフィールドノート

ドチザメに噛まれる

今原 幸光(いまはら ゆきみつ)令和2年5月1日から

調査航海で寄港したハワイ
プーケット沖での潜水調査
大月町のベニトサカ属(八放サンゴ亜綱ウミトサカ目)

専門分野

八放サンゴ類の系統分類学および生態学

主な委員歴:国立科学博物館外部委員、㈳日本動物園水族館協会動物名検討会委員。㈶海中公園センター生態系多様性地域調査委員など

主な著書:「写真でわかる磯の生き物図鑑」(トンボ出版、編著)、「相模湾産八放サンゴ類」(東海大学出版部、分担執筆).、「新飼育ハンドブック、水族館編」、(日本動物園水族館協会、(分担執筆)、「日本動物大百科」、(平凡社、分担執筆)など

 これまで北海道から沖縄、天皇海山やインド洋などの八放サンゴ類を調べてきました。四国西南海域の八放サンゴ類については、1965年に京都大学(当時)の内海富士夫先生が動物分類学会誌で発表されていますが、未記録の種類がまだまだたくさん残されているので、これからはできるだけ機会を作って調べていきたいと思います。


加藤 祐子(かとう ゆうこ) 令和2年5月1日から

八放サンゴの一種オオトゲトサカ(愛媛県鹿島にて。撮影・同定者:古井戸 樹)

専門分野

サンゴ由来蛍光タンパク質の研究


 ある種のサンゴは、蛍光タンパク質を有することが近年知られるようになった。蛍光タンパク質は、故下村脩博士らがオワンクラゲからGFP (緑色蛍光タンパク質)を単離し、その応用も研究され2008年にはノーベル化学賞を受賞されたことでよく知られている。
 私たちは八放サンゴのある種類が蛍光タンパク質を有することを見出し、その赤色蛍光タンパク質を(Akane)と命名して学会、論文発表を行ってきた。
 サンゴの遺伝子から、 (Akane) 組換え型蛍光タンパク質を、大腸菌体内で大量発現させることに成功し各種カラムで精製後、その蛍光の特性を調べると天然型と同じく、赤色と緑色の蛍光を発することがわかった。さらに、他の種類の八放サンゴからも蛍光タンパク質をみいだした。これらは赤色と緑色や他の色の蛍光を発していることもわかった。
 これから四国海域などで各種サンゴを採捕していただき、それら種の同定をしていただき、各種サンゴが蛍光を発するか、その蛍光にはどんな特性があるのかを、黒潮生物研究所の方々と一緒に共同で研究を進めていきたいと考えている。
 モットーは若い研究者の方々にマケズニ、ワクワクする面白い研究を継続していくこと!!よろしくお願いしま~す。

PAGE TOP