財団の目的

 みなさんは「黒潮」という言葉を知っていますか?

 日本近海を流れる黒潮は、世界を代表する大きな暖流の一つです。
この安定した暖かい海水の流れは、日本沿岸の環境に大きな影響を与えているばかりでなく、陸域の気象や天候などにも大きく作用し、温暖な日本の気候風土をかたちづくっています。
黒潮は日本に生きるすべての生き物の生活に影響を与えているといっても過言ではありません。

 「公益財団法人黒潮生物研究所」は、この黒潮が作り出す環境とそこにすむ生物の関わりを明らかにするため、黒潮流域における環境と生物に関する幅広い情報の収集、整理、発信を行うことを目的として、平成12年4月に設立されました。
 四国の南西端、高知県大月町に開所した臨海研究所「黒潮生物研究所」を拠点として、様々な活動を行っています。

(「公益財団法人黒潮生物研究所」は、多くの支援者からの寄附により運営されています)

研究所前の海(西泊)

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