こんにちは、こえだです。
マツカサウオという金色の美しい魚がいます。
西泊の沖合で採集されたマツカサウオが2個体、当研究所の新しく立ち上がったウェルカム水槽で飼育されていました。
![](https://kuroshio.or.jp/wp-content/uploads/2019/07/image2b-1024x768.jpeg)
諸事情により、本日、惜しまれながらも標本となることになりました。
ドナドナドーナ・・・という音楽が頭のなかで流れつつ、2個体は実験室へ
綺麗に鰭立てをして、写真を撮ります。その後は、学術標本として半永久的に保存されます。
→Web図鑑 マツカサウオはこちら
![](https://kuroshio.or.jp/wp-content/uploads/2019/07/image3b-1024x768.jpeg)
![](https://kuroshio.or.jp/wp-content/uploads/2019/07/image4b-1024x768.jpeg)
鰭を立てていると、 ふと2個体の背鰭に違いがあることに気づきました。
背鰭棘の傾く順番が逆じゃないですか!ほうほう!
![](https://kuroshio.or.jp/wp-content/uploads/2019/07/158_Monocentris_japonica_KBF-I00339-40DC-SWShikoku-1024x794.jpg)
小さな発見ですが、こういう瞬間はうれしいものです。
魚にも右利きと左利きがいるという研究がありますが、この子達の鰭の傾きもそういったことと関係しているのかもしれませんね。
珍しい魚ではありませんが、まだまだ知らないことだらけ!
上の写真にあるように泳いでいるときは基本的に鰭を閉じているので、この違いは飼育しているだけでは分かりません。
やっぱり標本にして観察するって大切ですね☆
こえだ
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