マサバ

マサバ

Scomber japonicus Houttuyn, 1782

いわゆるサバである。よく似たゴマサバと区別するため、「ホンサバ」や「ヒラサバ」と呼ばれることもある。四国南西部ではゴマサバと比べると数が少ない傾向にある。ゴマサバとは旬の時期に違いがあるようで、旬にあわせて取引価格も大きく変動する。いうまでもなく、冬場に太って脂ののったサバは絶品であり、刺身でもしめ鯖でも最高である。寄生虫であるアニサキスの対処方はいくつかあるが、生食するのであればとにかく早く内臓を取り除くことが肝心。酢締めや塩漬け、醤油などでは死滅しないので注意が必要である。アニサキスによる被害は後をたたず、激痛や嘔吐が伴うというが、それでもまた食べてしまう魅力がこの魚にはある。(小枝)

KBF-I 914

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