オニヒトデ駆除

こんにちは、としのです。

先日、オニヒトデの駆除に行ってきました。

ドライスーツを着て、出港!前回、派手に浸水したので今日は濡れずにすませたいところです。

オニヒトデを探す吉岡研究員補

岩上や岩裏をくまなく探しましたが、オニヒトデが…いない!

せっかくなのでほんの少し、他の生物の観察することに。

アヤニシキ。美しい海藻です
紫色のカイメン。まわりにはウミウシいませんでした。

結局、1本目の潜行ではオニヒトデをみつけることができませんでした。

2本目は別のポイントへ。くまなく探しているとようやくオニヒトデを発見することができました。

岩上に張り付いていたオニヒトデ。ひっくり返してみるとやっぱり、サンゴを食べていました。

今回、2本の潜行で1個体しか駆除できませんでしたが、別行動で駆除していた古井戸研究員は数個体駆除していました。

例年と比べ、オニヒトデの駆除数は減りましたが、場所によってはまだまだオニヒトデがいて、注意が必要な状況が続いています。

一方、心配していたドライスーツ内への浸水は全くなく、快適な調査となりました。としの

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コメント

  • コメント (2)

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    • 御前洋
    • 2023年 2月 11日

    和歌山県串本周辺のオニヒトデ駆除を継続(20年近く)しているものですが、昨年度(2022年度)の駆除とサンゴ被害状況は如何でしたか?串本では2021年度は600個体足らずでしたが、2022年度は200個体余りに減少しました。腕長径は7~36cm、25cm以上の個体が殆どです。5年ほど前から黒潮の流軸が変化して、幼生の漂着が少なくなっているようで、10cm以下の小型オニヒトデはの駆除数は10個体以下と少なくなっています。其方の状況を教えて下さい。御前

      • 吉岡武瑠
      • 2023年 2月 14日

      コメントを頂きありがとうございます。
      四国西南部(愛媛県愛南町〜高知県土佐清水市竜串)でのオニヒトデの駆除状況としましては、2018年〜2019年頃の年間駆除個体数8000個体をピークとして各海域で減少傾向にあります。
      2021年度で2000個体ほどで2022年度は現在も駆除が継続しており、大まかな数値となりますが、1000~1500個体程度になるかと思います。
      また、ピーク時はどこに潜ってもオニヒトデが多く駆除されていましたが、2022年度に関しては生息密度が随分と下がった場所が多いです。
      しかし、生息密度は下がったものの、必ずそれなりの数が駆除される地点が複数箇所あり、油断はできない状況です。
      駆除されたオニヒトデのサイズに関しましては、ピーク時は30cmを超える個体が多くとれていましたが、2022年度では20-30cm程度の個体が多い印象です。
      10cm以下の個体の駆除数は少ないのですが、依然と発見されるため、人目に付くサイズになるまでの数年間は引き続き警戒する必要があると考えております。   喜多村

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