宮崎県日南市でソフトコーラル、ウミアザミ属の新種を発見しました。

　宮崎県日南市大島周辺の固有種である可能性が高く、 見た目が美しいことから、宮崎県にゆかりのある神様であるコノハナヤクヤヒメ にちなみ、Xenia konohana として記載し、コノハナウミアザミと命名しました。

　八放サンゴ類は骨片と呼ばれる小さな骨を体内に持ち、この骨片が分類の特徴としてよく利用されます。ウミアザミ属は通常、扁平な楕円状の骨片のみを持ちますが、コノハナウミアザミは扁平な楕円状骨片の他に、紡錘状とよばれる細長い骨片を持つことが特徴で、このような骨片を持つウミアザミ属は今まで確認されていないことから、新種として記載しました。

コノハナウミアザミの論文情報

掲載誌：Zookeys 2022年2月3日発行
論文タイトル：Xenia konohana sp. nov. (Cnidaria, Octocorallia, Alcyonacea), a new soft coral species in the family Xeniidae from Miyazaki, Japan
著者：Tatsuki Koido, Imahara Yukimitsu, Hironobu Fukami

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