ホシササノハベラ

ホシササノハベラ

Pseudolabrus sieboldi Mabuchi & Nakabo, 1997

アカササノハベラとよく似ているが、体の背部に淡い白色斑が散在すること、眼の後方に伸びる黒色縦帯が胸鰭基部に達することなどで識別できる。水中では、アカササノハベラと比べてやや緑っぽくみえる。これら2種はいずれも温帯域で多くみられる魚種であり、岩礁域に生息する点も共通している。ただし、西泊や沖の島の周辺ではアカササノハベラが圧倒的に多いが、竜串ではほぼ同数かホシササノハベラのほうがやや多い、といったように地域によって両種の出現バランスに偏りがあるのは興味深い。(小枝)

写真を変更しました;2021年9月7日(小枝)

KBF-I00944(高知県浦戸湾産)
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