シミコクラゲ

シミコクラゲ

Rathkea octopunctata (M. Sars, 1835)

 ドーム状の傘をもつ小さなクラゲ。傘径は5 mm程度。口の先端には口触手があり、その先端には球状の刺胞塊がある。口柄にクラゲ芽を作り、多数のクローン個体を作り出す。飼育下では、1個体のシミコクラゲが30個体程度まで増えたことがある。名前の「シミコ」の由来は不明であるが、クラゲ芽や触手瘤が茶色い染みに例えられたのかもしれない。(戸篠)

高知県宿毛市産(2020年3月18日撮影)
口柄に生じたクラゲ芽
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