コハコクラゲモドキ

コハコクラゲモドキ

Abylopsis eschscholtzii (Huxley, 1859)

  箱が二つくっついたような形のクラゲ。上の箱は上泳鐘、下の箱は下泳鐘と呼ばれ、泳鐘の大きさや形状で種判別できる。本種では上下泳鐘の大きさがあまり変わらないが、近縁種のハコクラゲモドキでは上泳鐘が下泳鐘と比べてかなり小さい。プランクトンネットで採集されたサンプルではクラゲの上下泳鐘がバラバラになった状態にあるため、種同定はさらに難しくなる。ちなみにアンドンクラゲやハブクラゲのことを箱クラゲと呼ぶことがあるが、管クラゲのハコクラゲたちとは全く別のグループなので注意が必要である。(戸篠)

高知県大月町産(2015年10月24日撮影)
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