カミクラゲ

カミクラゲ

Spirocodon saltatrix (Tilesius, 1818)

 長い触手を髪の毛のように振りかざすようにして泳ぐことからこの名がある。触手の付け根にある赤い部分は眼点で、光の明暗を感知できる。傘には網目状の水管があり、コイル状の部分は生殖巣である。日本沿岸に広く生息し、冬から春にかけて出現する。生息域が日本や韓国に限られているため、欧米のクラゲ研究者たちはカミクラゲを見ると、とても喜ぶ。(戸篠)

大分県中津市産(2021年4月6日撮影)
PAGE TOP