カツオノエボシ

カツオノエボシ

Physalia utriculus (Gmelin, 1788)

  刺されると非常に痛いことで有名なクラゲ。電気が走ったような痛みを伴うことから、西日本では電気クラゲと呼ばれ、恐れられている。普段は外洋にいるが風によって流され、砂浜に打ち上げられていることがある。目を惹く形や色をしているので、つい触れてしまいたくなるが、素手で触らないようにしたい。餃子のような形をしているのが気泡体で、中にガスが詰まっており水面に浮かぶことができる。気泡体に付属しているのが栄養部や触手、生殖巣である。名前の由来はカツオが捕れる場所に生息し、烏帽子のような形をしていることである。
 これまで、日本のカツオノエボシはPhysalia physalis (Linnaeus, 1758)とされてきたが、世界中に生息するカツオノエボシ属の網羅的な分類学的再検討がなされた結果、Physalia utriculus (Gmelin, 1788)であることが明らかとなった(Church et al. in press)。(戸篠)

2025年8月 学名の変更と追記

2022年6月24日撮影(高知県大月町産)
沖縄県本部町産(2019年1月7日撮影)
浜に打ち上げられたカツオノエボシ(2019年6月7日撮影)
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