カイメンウミヒドラ

カイメンウミヒドラ

Sphaerocoryne bedoti Pictet, 1893

 その名の通り、本種のポリプは海綿に付着生活する。ポリプは群体性で、高さは15 mmほど。ヒドロ花はフラスコ状で、ヒドロ花下部に最多で70本ほどの有頭触手が数環列をなす。クラゲ芽は触手域の上部に房状に形成される。クラゲは触手を4本備え、傘頂部のゼラチン質が肥厚する。日本ではこれまで、本州中部や青森県で見つかっている。かつてはSphaerocoryne multitentaculata (Warren, 1908) とされてきたが、Sphaerocoryne bedoti Pictet, 1893のシノニム(同物異名)であることが判明した。そのため、本図鑑においてもSphaerocoryne bedotiとして扱う。(戸篠)

カイメンの仲間の上に付着したカイメンウミヒドラ
ポリプ(群体)の一部。ヒドロ花上にまち針のような有頭触手を多数備える。
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