ホシクズコモリクラゲ
Eucodonium crassonemalis Xu, Guo & Lin, 2019
傘高0.5~1 mm程度の小さなクラゲ。傘は球状で、傘頂部が肥厚し、いくぶん尖る。コモリクラゲと同じく、口柄上にクラゲ芽を1~4個出芽する。触手は2本あり、環状のcnidocystを10~20個備える。Cnidocystの形状が星屑のようにみえることから「ホシクズコモリクラゲ」の名がつけられた。本種はこれまで、中国の深圳市大鵬湾からのみ報告されてきたが、大分県や高知県沿岸にも生息することが明らかとなった。また、堀田(1996)により三重県鳥羽湾から報告された未同定の花クラゲ目もホシクズコモリクラゲであると考えられる。(戸篠)