ウルメイワシ
Etrumeus micropus (Temminck & Schlegel, 1846)
全国的に「ウルメ」と呼ばれて親しまれている魚である。大きな眼は透明な厚い膜(脂瞼)で覆われており、これにより目が潤んでいるようにみえるのが和名の由来である。丸干しにすることが多いが、四国南西部では大型のものも多く漁獲されるため、鮮魚としても流通している。季節によるが、マイワシと比べると、やや淡泊さを感じるものもある。シンプルに焼いても美味だが、やはりおすすめは梅干し煮である。道の駅やスーパーでも、だいたい5尾程度で150円と格安なため、家計にありがたい魚だ。(小枝)