キートセロス ローレンジアナス

ツノケイソウ科の一種

Chaetoceros lorenzianus Grunow

 群体はまっすぐに伸びた直線形。 蓋殻は長楕円形で、帯面は四角形である。葉緑体は多数あり、黄褐色である。殻頂縁両極から2本の長い刺毛が反対側に伸びる。隣接細胞同士の刺毛は基部のみで交叉する。刺毛には明瞭な網目模様がみられる。群体末端の刺毛はやや太く、途中で曲がることはなくV字に広がる。

 C. decipiens Cleve に似るが、隣接細胞同士の刺毛の重なり部分が長いことや、刺毛上の紋様が明瞭でないことで区別できる。また、群体末端の刺毛は他よりも太く、側方へ伸びてから上方へ曲がる。

採集地:天嶬鼻沖(愛媛県);採集日:2021年11月18日;撮影者:日野出賢二郎
採集地:天嶬鼻沖(愛媛県);採集日:2021年11月18日;撮影者:日野出賢二郎
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