リュウセイクラゲ(四国未記録種)

リュウセイクラゲ

Meteorona kishinouyei Toshino, Miyake & Shibata, 2015

 透明な四角い傘の四隅から触手が4本伸びる。その姿が流れ星のようにみえることから「流星」の名がついた。一見するとアンドンクラゲのようだが、ハブクラゲと近縁種である。アンドンクラゲとは胃糸束が馬蹄形であること、感覚器のくぼみがドーム状で、フラップと呼ばれるひさし状の覆いをもつことから区別できる。今のところ日本固有種で、神奈川県および福島県沿岸からみつかっている。生活史は全くわかっていない。刺傷被害に関する報告はないが、ハブクラゲの仲間なので刺されると非常に痛いと思われる。(戸篠)

茨城県日立市(2021年10月撮影)
福島県いわき市(加茂水族館 池田周平氏提供)
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