マジマクロイシモチ

マジマクロイシモチ

Siphamia majimai Matsubara & Iwai 1958

ガンガゼなどの長い棘の隙間で生息する変わった生活をする魚で、温帯の岩礁域では1個体のガンガゼに10~20個体ほどが寄り添うように暮らす姿が、かなり普通にみられる。テンジクダイ科の多くはオスが卵を口に銜える口内保育をおこなう。写真の個体でも、開いた口の隙間から眼のできあがった卵が確認される。発光することができる魚だが、光は弱い。マジでマクロな(大きな)イシモチと思いそうな和名だが、種小名がmajimaiであることからマジマ氏に献名されたものであることがわかる。ちなみに最大でも3 cmほどとかなり小さい。(小枝)

同定結果と解説文を修正しました(情報提供:吉田朋弘氏):2019年7月18日(小枝)

KBF-I 00209
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