エナガコノハクラゲ

エナガコノハクラゲ

Eutima diademata (Kramp, 1959)

 キノコのような形をした軟クラゲ。お椀状の傘の中心から伸びる口柄支持柄は傘を飛び出るほど長い。おそらく獲物を捕まえたり、遊泳の際に細かな方向転換をしたりする際に用いられるものと考えられる。放射管は4本あり、生殖巣は放射管と口柄支持柄、口柄上に発達する。これまでフィリピンや南シナ海、台湾海峡でのみ報告があったが、沖縄近海にも生息することが明らかとなった。種小名のdiademataはラテン語で王冠を意味する。(戸篠)

エナガコノハクラゲ(側面)
エナガコノハクラゲ(傘頂面)
エナガコノハクラゲ(口側面)
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