先日、古井戸君とNCB大分大会に参加してきました。NCBとは日本刺胞・有櫛動物研究談話会のことで、刺胞動物や有櫛動物を研究する人たちの情報交換を目的とした集会で毎年開催されています。
大分に行くには海を渡らなければならないのですが、とても便利だった宿毛フェリーは運休中。ということで八幡浜から出港しました。
大会は大分マリーンパレス水族館「うみたまご」で開催されました。
北は北海道、南は沖縄から約60名が参加しました。私は大分県南部海域におけるクラゲ相と季節的消長について、古井戸君は高知県沿岸における宝石サンゴについて口頭発表しました。
発表のあとは水族館を見学しました。バックヤードツアーもあり、水族館の裏側を案内して頂きました。
大会3日目には別府湾でエクスカーションが開催されました。別府観光港と沖堤防でクラゲ探しです。そこであのクラゲが
あっ、クラゲ見つけた!沖堤防で熱い視線が注がれたのは・・・
ヒクラゲです。傘の高さは20cmを超え、触手は3mに達する日本最大の立方クラゲです。瀬戸内海や九州沿岸に生息し、秋から冬にかけて現れるのですが、クラゲ関係者でも生きている姿を見たことがある人はあまりいない希少種です。ちょっとわかりにくいのですが。もっていった20Lバケツでなんとか収まるサイズでした。
採集したヒクラゲは標本にしたので、興味のある方はぜひ研究所に見に来てください。最後になりましたが、うみたまごのスタッフの皆様、参加された皆様には大変お世話になりました。厚く御礼申し上げます。としの
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