戸篠主任研究員の学術論文が発表されました

 沖縄の海から新種のクラゲが発見されました。沖縄本島で採集されたクラゲの標本を分類学的に精査したところ、淡水に生息するマミズクラゲと同じヒドロ虫綱淡水クラゲ目の仲間であることがわかり、デイゴハナガサクラゲ Olindias deigoと命名しました。本種はハナガサクラゲ属 Olindiasの仲間であり、本属としては1905年以来、114年ぶりの新種報告となりました。この研究成果は2019年12月31日に学術雑誌「Zookeys」に掲載されました。

デイゴハナガサクラゲ Olindias deigo

<論文情報>
掲載誌:Zookeys(ズーキーズ) 2019/12/31にオンライン上で公開
論文タイトル:Olindias deigo sp. n., a new species (Hydrozoa, Trachylinae, Limnomedusae) from the Ryukyu Archipelago, southern Japan(琉球列島産の新種 Olindias deigo (ヒドロ虫綱、Trachylinae、淡水クラゲ目))
著者:Sho Toshino, Miyako Tanimoto, Ryo Minemizu(戸篠祥、谷本都、峯水亮)

論文は以下URLよりダウンロードできますので、ぜひご覧ください。

https://zookeys.pensoft.net/articles

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