2021年サンゴの産卵観察3日目

 2021年の最初の産卵は本日6月8日となりました。この日は月齢的にはあまり産まないときなのですが、日中の気温の上昇と日射がかなりあったので、経験から急遽潜ることにしました。見逃さずに済んで助かりました。
 産卵した種はスギノキミドリイシとサモアミドリイシ類似種の2種です。スギノキミドリイシは全体の3割程度、サモアミドリイシは1割未満で極わずかでした。産卵時期としては早いため、バンドルや卵が小さかったり、精子ばかりのバンドルだったりで、受精率も低めでした。急な環境の変化で無理にがんばって産卵してしまうときがミドリイシでは時々あり残念です。産卵時刻も遅めで、バンドルが大量に出始めたのは22時を超えていました。
 VRカメラと8Kカメラをもって潜っていたので、いい動画は撮れました!(目﨑)
 

サモアミドリイシ類似種のバンドルセット
スギノキミドリイシの産卵の様子

バンドルに取り囲まれる吉岡研究員補

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