ヤワラクラゲ

ヤワラクラゲ

 Laodicea undulata (Forbes & Goodsir, 1853)

 皿状の傘に4本の放射管をもつ軟クラゲ。多数の糸状触手をもち、触手瘤の付け根に黒い眼点を備える。本種はベニクラゲ属でしられる若返りを行うことが報告されている。クラゲは通常、死ぬと溶けてなくなるが、溶けずに肉塊となり、そこから根っこのような走根が出芽し、ポリプ花が生ずることがある。これを若返り(分化)と呼ぶが、このような現象はベニクラゲ属とヤワラクラゲでしか確認されていない。(戸篠)

愛媛県愛南町産(2016年11月7日撮影)
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