テングチョウチョウウオ

テングチョウチョウウオ

Chaetodon selene Bleeker, 1853

白、黄色、黒のコントラストが美しいチョウチョウウオ。丸みのある体や色合い、模様のバランスが非常に良く、個人的には多様なチョウチョウウオ科魚類のなかでも随一のデザインだと思う。チョウチョウウオの仲間としては珍しくサンゴのある浅場よりも、そこから一段深くなった場所の砂場などでよくみかける。国内において琉球列島よりも南日本沿岸で多いことも本科魚類としては珍しい(他にはシラコダイなど)。沖縄時代は憧れの魚であり、鹿児島時代には見かけたものの採れなかった無念の魚であり、この度、無事に標本が得られたことで長年の念願が叶った。(小枝)

KBF-I 1163(観音崎)
柏島(2020年2月28日撮影)
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