シワヤハズ

シワヤハズ

Dictyopteris undulata Holmes, 1896

からだはやや厚みのある膜質で二又に枝分かれする帯状の葉の中心に、1本の太い中肋がある。色はオリーブ色で、若い個体は水中で青白い蛍光色に見える。体長は10~40 cmほど。季節や生育環境の違いによる形態変異がとても大きい。近年、シワヤハズ由来のテルペノイド・ゾナロールが、潰瘍性大腸炎を抑制することが発見され、医薬品や健康食品への応用、新たな治療法の開発が期待されている。四国西南部では冬になると繁茂がはじまり、夏前にはほぼ消失する。(戸篠)

大月町柏島(2021年2月5日撮影)
岩上に生い茂るシワヤハズ(大月町柏島)
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