シロアマダイ

シロアマダイ

Branchiostegus albus Dooley, 1978

高級魚であるアマダイのなかでも最高級。水揚げ市場でさえ1キロ1万円近く、あるいはそれより遥か高値が付くバケモノである。クエやクロマグロは魚体が大きいため魚体当たりの値は高いが、季節問わず単価がここまで値の張る魚は、本種以外ではノドグロぐらいではなかろうか。そもそも漁獲されたもののほとんどは、セリに出されず高級料亭に直送されるため、目にする機会はほとんどない(よくみかけるのはアカアマダイ)。 台湾で手が出る価格で売られていたため調理したことがあるが、その身は究極の名に相応しい旨味があり、少しの身を口に入れるだけで濃い旨味が広がる。塩焼きにしてもこの魚の右に出る魚はそういないと思う。(小枝)

KBF-I 885
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