コモレビクラゲ(四国未記録種)

コモレビクラゲ

Alatina morandinii (Straehler-Pohl & Jarms, 2011)

 傘高1 cmに満たない小型の立方クラゲ。ドイツのハンブルグの水族館に突如として出現したポリプやクラゲを基に新種記載された。その後、日本にも生息することがわかり、コモレビクラゲという和名がつけられた。和名の由来は、傘に並ぶ橙色の刺胞塊が森に差し込む木漏れ日のようにみえることである。野外ではポリプや稚クラゲは見つかるが、成熟個体はみつかっていない。もしかすると、近縁種のフクロクジュクラゲの一種のように外洋や深海域に生息しているのかもしれない。(戸篠)

稚クラゲ(3週間飼育個体)
稚クラゲ(遊離直後)
ポリプ
PAGE TOP