ヤマトサルシアクラゲ

ヤマトサルシアクラゲ

Stauridiosarsia nipponica (Uchida, 1927)

  傘高は5 mmほど。釣鐘状の傘の表面には刺胞の塊(刺胞塊)が散在する。触手は4本で、レンズ状の刺胞塊が数珠生りになる。触手の付け根(触手瘤)の背軸側には眼点があり、タマウミヒドラ科では共通してみられる特徴である。生殖巣は口柄を取り囲むように発達する。近縁種であるサルシアクラゲとは異なり、本種は口柄の長さが傘縁を超えない点で容易に区別できる。大月の海では夏から秋にかけて普通にみられる。(戸篠)

高知県大月町産(2016年12月8日撮影)
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