ミナミゴンズイ
Plotosus lineatus (Thunberg, 1787)
ゴンズイにとてもよく似るが、臀鰭のはじまる位置が背鰭よりかなり後ろであることや、鰓耙(えらの内側のひだの数)が多いことなどで識別できる。つまり外観からの識別がとても難しい。南日本沿岸にはゴンズイ、琉球列島ではミナミゴンズイと主な分布域が重複していないと考えられていたが、先日、四国西南部からミナミゴンズイが報告されたことで、これら2種の分布域には重複がみられることが示された。四国沿岸でゴンズイの仲間をみかけたら「ゴンズイ・・・属の一種だ!」と言いましょう。(小枝)