ミスガイ

ミスガイ

Hydatina physis (Linnaeus, 1758)

 大型の貝殻は薄く、殻表には多数の黒色螺帯がある。淡褐色の縦線は不明瞭で、個体によってはほとんど見えないこともある。貝殻の中に格納しきれない大きな軟体部は褐色をおびたピンク色で、フリル状の周縁は青白色で蛍光を発する。年間を通して砂泥地で見られる。記録個体は礫混じりの粗砂地で夏季に観察された。たいへんな勢いで砂に潜る。ミズヒキゴカイ類を専食することが知られている。殻長45 mm に達する。(中野)

Day/ 2 September 2009; Depth/ 3m; Shell Length/ 20mm; Photo/ Takuma MEZAKI
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