マンジュウヒトデ

マンジュウヒトデ

Culcita novaeguineae Müller & Troschel, 1842

 マンジュウヒトデは、体長が20 cmを超える大型のヒトデで、一般的なヒトデのような星形をしておらず、丸みを帯びた形をしているが、裏をみてみると他のヒトデと同じように5放射に管足が配列している。マンジュウヒトデは、サンゴを食べるヒトデの仲間で、口から胃を外に吐き出して体外で消化吸収を行う。また、サンゴに残るマンジュウヒトデの食痕は、同サイズのオニヒトデの食痕と類似している。そのため、サンゴに残された食痕を頼りにオニヒトデを探している駆除従事者を時々悩ませる。(喜多村)

 マンジュウヒトデは、個体によって模様や色に違いがあり、とても美しく、魅力的な生き物である。(談 一之介)

サンゴを摂餌しているマンジュウヒトデ (竜串; 2019年9月1日撮影)
口から胃を出している様子 (観音崎; 2020年2月14日撮影)
黄色の割合の多い個体 (西泊; 2020年7月22日撮影. 撮影者; 談 一之介)

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