マルソウダ

Auxis rochei rochei (Risso, 1810)

　日本産ソウダガツオ属を構成する2種のうちの1種で，ヒラソウダAuxis thazard thazard (Lacepède, 1800)とあわせてソウダガツオの名前で流通する．高知県内ではメジカの名前でも知られる魚で，宗田節の原料となる．鰓蓋上端の暗色斑が頭部背面の暗色斑とつながる（vs.ヒラソウダはつながらない）こと，体の鱗域が第2背鰭起部の後方に達する（vs.ヒラソウダでは第2背鰭起部の後方に達しない）という点で識別可能である．（松永）