ピリヒバ

ピリヒバ

Corallina pilulifera Postels & Ruprecht, 1840

 ヒノキの葉のような形をした海藻。高さは2~4 cmほど。体は平面的で、節間部は平たい。藻体全体は紅色や黄褐色で、先端部は白色を呈す。非常に脆く、手で押すと簡単に砕ける。北海道から九州の潮間帯中部から低潮線付近やタイドプール内に群生する。ちなみにサンゴモにはウニやアワビの幼生の着底を促進する効果があり、増養殖への応用が期待される。(戸篠)

高知県大月町古満目(2020年1月22日撮影)
群生するピリヒバ。高知県大月町古満目(2020年1月22日撮影)
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