アミカケケイソウ科の一種
Toxarium hennedyanum (Gregory) Pelletan
海産種。細胞は披針形で中央がやや膨らみ、殻端は丸みを帯びている。殻長は500 μm前後と言われているが、写真のものはもう少し大きかった。
「珪藻観察図鑑」で長いのに丸い仲間として紹介されている通り、羽状類珪藻に見えて中心類珪藻に属していることが近年の遺伝子系統解析で明らかになった。「珪藻観察図鑑」 の本種の写真も高知県の太平洋沿岸で採取されている。
以前は無縦溝のSynedra 属と記載されていたが、今はToxarium 属として帰属している。