コアシウミシダ

コアシウミシダ

Comanthus parvicirrus (Müller, 1841)

中型種。岩のすき間に潜り込み、数本の腕を外に伸ばしている。伸ばした腕は20 cmほどで、その逆側にある隠れた腕はずっと短い。腕は暗い黄〜緑色、羽枝は暗い緑色で先端のみ黄色いことが多い。南日本の岩礁域で最も普通に見られるウミシダ類の一つで、当海域でも全域で普通に見られる。その一方、本種は形態と体色に変異が大きいことで知られており、将来的に複数種に分けられる可能性が高い。西泊では8月の夜間に放卵が観察されている。(小渕正美)

西泊;2013年3月25日;小渕正美撮影
 
放精中の個体(西泊;2013年8月11日;小渕正美撮影)

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