クロマグロ
Thunnus orientalis (Temminck & Schlegel, 1844)
全長3 m、体重400 kgを越える超大型のマグロであり、ご存知の通り極めて重要な水産種である。流通名である「本マグロ」のほうが有名。脂ののった最高級のものは数百万の値が付く。 大月町では水上養殖が盛んにおこなわれており、町の魚にもなっている。 2020年の東京都中央卸売市場でおこなわれたマグロの初競りにおいて、1匹あたり3億3360万円と人類史上最高値(おそらく)となったのは記憶に新しい。実はマグロ属のなかでマグロの名が入るのは本種のみで、他はそれぞれキハダ。メバチ、コシナガ、ビンナガとマグロが入らない。お寿司を中心とした日本食ブームにより世界的に需要が激増し、資源の減少が深刻な問題となっている。今後も持続的に美味しいマグロを食べるため、多方面での協力体制が必要不可欠である。(小枝)
写真を追加し、アイキャッチを変更しました。(2020年3月11日;小枝)