クロホシフエダイ

クロホシフエダイ

Lutjanus russellii (Bleeker, 1849)

薄紫色の体に、名の通り黒色の斑紋が特徴的な魚である。シガテラ毒を高い確率でもつイッテンフエダイとよく似ているが、全体の体色や黒斑の中央を側線が通ることなどにより識別できる。イッテンフエダイは小型個体でも歯が鋭く、悪そうな顔つきをしているので、比べるとよくわかる。基本的には体長20 cmほどの個体が多く、定置網などでもよく入網するが、体長40 cmほどの大型個体が深場から釣りによって得られることもある。写真の大型個体は目崎所長によって釣り上げられた大物。上質な白身で美味であるが、食する際はイッテンフエダイと混同していないか、くれぐれも注意する必要がある。(小枝)

KBF-I 937
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