ギスレンウミシダ

ギスレンウミシダ

Comanthus gisleni Rowe, Hoggett, Birtles & Vail, 1986

中型種。岩のすき間に潜り込み、数本の腕を外に伸ばしている。伸ばした腕は腕長15 cmまで、その逆にある隠れた腕はずっと短い。体色には変異が大きく、全身黒で羽枝の先端のみ黄色いもの、羽枝の背面が黄緑色のもの、全身に小斑があるものなどさまざま。よく似たコアシウミシダやナガレコアシウミシダに比べて、腕は細くやや本数が少ないが、フィールドで区別するのは難しい。分類学的には、腕の先端側にある羽枝に細かい棘が生えていることで近似種から区別できる。当海域では全域で普通にみられる。(小渕正美)

BIK-EC-CR0103(西泊;2015年1月29日;小渕正美撮影)
口盤の拡大(西泊;2014年6月21日;小渕正美撮影)

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