カラカサクラゲ
Liriope tetraphylla (Chamisso & Eysenhardt, 1821)
日本沿岸に広く分布するクラゲ。傘径は3 cmほど。傘はお椀状で傘の中心から長い口柄が伸びる。ポリプをもたず、一生を漂って生活する。稚魚や甲殻類、他のクラゲなど様々なものを捕食する。写真の個体は稚クラゲで大きさは 2 mmほど。触手は4本あり、刺胞瘤が等間隔に並ぶ。かつてカラカサクラゲとその近縁であるオオカラカサクラゲは硬クラゲ目として扱われてきたが、最近の分子系統解析の結果、淡水クラゲ目へ移された。(戸篠)

