カツオノエボシ

カツオノエボシ

Physalia physalis (Linnaeus, 1758)

  刺されると非常に痛いことで有名なクラゲ。電気が走ったような痛みを伴うことから、西日本では電気クラゲと呼ばれ、恐れられている。普段は外洋にいるが風によって流され、砂浜に打ち上げられていることがある。目を惹く形や色をしているので、つい触れてしまいたくなるが、素手で触らないようにしたい。餃子のような形をしているのが気泡体で、中にガスが詰まっており水面に浮かぶことができる。気泡体に付属しているのが栄養部や触手、生殖巣である。名前の由来はカツオが捕れる場所に生息し、烏帽子のような形をしていることである。(戸篠)

2022年6月24日撮影(高知県大月町産)
沖縄県本部町産(2019年1月7日撮影)
浜に打ち上げられたカツオノエボシ(2019年6月7日撮影)
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