ベニシボリガイ

ベニシボリガイ

Bullina lineata (Gray, 1825)

 貝殻は卵形でやや薄い。殻表には紅色の螺帯が2 本あり、この帯の間にはゆるく湾曲した紅色の縦線がある。螺帯のない個体や縦線のない個体も稀に見られる。軟体部は白色をおびた半透明で、青白色で縁どられる。本種は軟体部を殻の中に完全に格納することができる。早春から春にかけて、浅所の粗砂地で見られる。記録個体は礫混じりの粗砂地に潜行し、砂上に螺旋状の卵塊を産卵していた。殻長15 mm に達する。(中野)

Day/ 18 April 2010; Depth/ 3m; Shell Length/ 7mm; Photo/ Sayoko MATSUDA
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