喜多村 鷹也

研究員

豊かなサンゴの海を守るために
経歴

1991年3月  兵庫県たつの市生まれ
2013年3月  東海大学 海洋学部 水産学科 卒業
2015年3月  東海大学大学院 海洋学研究科 海洋学専攻 修了
2019年3月  愛媛大学連合農学研究科 生物資源生産学専攻  単位取得退学
2019年4月  公益財団法人黒潮生物研究所 研究員

研究領域や意気込み

 オニヒトデやサンゴ食巻貝などのサンゴを捕食して生活する生物の生態について研究を行っています。これらのサンゴ食害生物は、稀に大発生することで世界各地のサンゴ群集に深刻な被害をもたらしてきました。これらの生物からの食害は、サンゴの保全活動において重要な課題の一つです。大発生の要因には様々な説がありますが、未だ解明には至っていません。彼らの生態を様々な側面からひも解くことによって大発生のメカニズムの解明を目指します。

主となる研究テーマ

サンゴ食巻貝の種組成の調査

 四国西南部では、1990年代前半のサンゴ食巻貝の大発生以降、現在に至るまで継続的に駆除活動が行われています。サンゴ食巻貝の種組成の調査は、1990年代の大発生当時に行われたのみであり、現在の生息状況は不明です。そこで、四国西南部におけるサンゴ食巻貝の種組成の調査を改めて行うことで、現在のサンゴ食巻貝の分布および発生状況の把握を行います。

サンゴ食害生物の産卵期の解明

 食害生物の駆除活動において、次世代の加入を抑制することは、極めて重要なことです。産卵期は、海水温と関係している可能性が高く、海域ごとに産卵期が異なることが示唆されます。そのため、四国西南部におけるそれぞれの種の産卵期を明らかにする必要があります。産卵期を特定し、その時期よりも前に駆除を行うことで、活動の効率が上がることが期待されます。

サンゴ食害生物の幼生の動態調査

 オニヒトデやサンゴ食巻貝は、卵から孵化した後、数週間をプランクトンとして海を漂いながら生活しています。浮遊幼生期の生存率の増加が大発生の要因の一つであるとされていますが、彼らは広い海域のどこで生まれ、どこを漂い、どこに定着するのでしょうか?本テーマでは、オニヒトデやサンゴ食巻貝類の浮遊幼生の加入や分散を明らかにします。

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