公益財団法人 黒潮生物研究所

徳島県海陽町竹ケ島や高知県東洋町で普通に見られるサンゴで、高知県では県内全域で見られる。サンゴの群体は塊状でドームのような形をしている。色や模様が多様で、同じ種がどうか検討が必要なものもある。写真の群体は典型的なキクメイシで、色は緑で、サンゴ個体の形は円形で、サンゴ個体体内が分裂して体がわかれる触手環内出芽（しょくしゅかんないしゅつが）と呼ばれる方法で、サンゴ表面のサンゴの個体を増やします。写真の三枚目の画層中央よりやや上に、分裂途中の様子が見られます。内湾の浅いところから、水深の深いところまで生息しています。