公益財団法人 黒潮生物研究所

超黒潮生物図鑑 南四国アイランド

刺胞動物門 Cnidaria立方クラゲ綱 Cubozoaアンドンクラゲ目 Carybdeidaミツデリッポウクラゲ科 Tripedaliidaeヒメアンドンクラゲ属 Copulaヒメアンドンクラゲ Copula sivickisi

ヒメアンドンクラゲCopula sivickisi (Stiasny, 1926)

日時:2023/11/1地域:高知県室戸市

レア度:★★毒性:やや強い毒があり、刺されるとチクチクする。

環境:沿岸

掲載者戸篠祥さんクラゲが大好きです!

公式データ

クラゲ類

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「ヒメ」の名があるように傘高1 cmほどの小さなクラゲ。箱虫綱の中でも最小クラスの種である。かつてはアンドンクラゲ科アンドンクラゲ属 の1種Carybdea sivickisiとされてきた。しかしながら、2010年に分子系統解析により箱虫綱の分類体系が再編された結果、ミツデリッポウクラゲ科 Tripedaliidaeへ移され、ヒメアンドンクラゲ属 Copulaが新設され、現在の学名になった。本種はクラゲでは珍しく性的二形を示し、雌雄で生殖巣の形状が異なる。また、オスとメスが触手を取り合い、オスがメスに精包を渡す交接行動を行うなど非常にユニークな生態をもつ。昼間はあまり行動せず、傘のてっぺんにある吸着器で基質にくっついて休息する。
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