公益財団法人 黒潮生物研究所

超黒潮生物図鑑 南四国アイランド

刺胞動物門 Cnidaria花虫綱 Anthozoaイシサンゴ目 Scleractiniaハマサンゴ科 PoritidaeBernardporaコハナガササンゴ Bernardpora stutchburyi

コハナガササンゴBernardpora stutchburyi (Wells, 1955)

群体全体 骨格写真1

日時:2025/1/9地域:竹ヶ島・甲浦

レア度:★★★★毒性:なし

環境:外洋 水深5-15m

掲載者目崎拓真さん有藻性イシサンゴの産卵生態などを専門にしていますが、サンゴ全般大好きです!特に、四国の高緯度サンゴ群集域のサンゴ群集をターゲットにしています。

公式データ

イシサンゴ

観察地域竹ヶ島・甲浦

知ってる 0 見つけた 0
 群体の形は塊状から準塊状で、色は茶褐色や灰色であまり目立たない。特徴はハナガササンゴ属と同じく昼間から触手の数24本のポリプを伸ばしているが、ポリプの長さは短い。ハナガササンゴ属から分かれて、1属1種のサンゴとなる。触手の長さは揃って短いことと、ポリプの大きさが非常に小さいこと、ポリプを縮めると骨格の凹凸が非常に少ないことで、ハナガササンゴ属のサンゴと見分けることができる。どこにでもいるサンゴではないため、レア度4としているが、いるところには複数近距離で生息していることがある。もしかすると、娘ポリプが抜け出して無性的に増えるか、プラヌラ保育型かもしれない。骨格は凹凸が少なくサンゴ個体が小さいため、遠目にはアミメサンゴにも似るが、よくみるとハマサンゴ科の特徴的な骨格構造をしていることで見分けることができる。
コピーしました

WoRMSで本種のデータベースを確認する