戸篠主任研究員の論文が発表されました

指ぬきのようなクラゲが南日本(高知県および沖縄県)で発見されました。

採集したクラゲの標本を分類学的に精査したところ、鉢クラゲ綱の一種Linuche draco(リヌチェ・ドラコ)であることがわかり、ユビヌキクラゲと命名しました。本種はこれまで日本近海では報告がなく、本研究により日本初記録種となりました。

この研究成果は2020年12月に学術雑誌「Plankton & Benthos Research」に掲載されました。論文は以下のURLよりダウンロードできます。

New record of <i>Linuche draco</i> (Scyphozoa, Coronatae, Linuchidae) from Japan (jst.go.jp)

<論文情報>
掲載誌:Plankton & Benthos Research(プランクトン アンド ベントス リサーチ)
2020年11月に印刷体、2020年12月にオンライン上で公開

論文タイトル:New record of Linuche draco (Scyphozoa, Coronatae, Linuchidae) from Japan
和訳:日本産Linuche draco(鉢クラゲ綱、冠クラゲ目、ユビヌキクラゲ科)の新記録

著者:Sho Toshino(戸篠 祥)

<研究サポート>
 本研究の一部は昭和聖徳記念財団学術研究助成、鈴木祥平海洋生物研究助成、JSPS科研費「18K14791」の支援の下で行われました。

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