ワニエソ

ワニエソ

Saurida wanieso Shindo & Yamada, 1972

エソの仲間のなかでも体が茶色一色で識別が難しいグループであるが、ワニエソのオスは背鰭が糸状に伸びるため、識別がしやすい。メスは尾鰭の下葉が黒ずむことで識別できる。やや小骨が多いためすり身にされることが多い魚だが、味は悪くない。ぶつ切りにして鍋物で食したところ美味であった。大分県佐伯では調味料の一種である「ごまだし」の材料として珍重されている(戸篠談)。マエソとよく似ているので、区別されずに流通していると思われる。(小枝)

NSMT-P 136281 (オス)
KBF-I 943 (メス;須崎沖)
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