ヨゴレヘビギンポ

ヨゴレヘビギンポ

Helcogramma nesion Williams & Howe, 2003

ヘビギンポと聞くと、「ギンポの仲間」とされることが多いが、ギンポと名のつくのはヘビギンポ科をはじめ、イソギンポ科、コケギンポ科、ベラギンポ科、ニシキギンポ科など意外に多い。ヘビギンポ科は、暖かい海の浅場の岩やサンゴに貼り付くように暮らしている魚で、数、種数ともに多い。背鰭が3基ある稀有な魚である。ヨゴレヘビギンポは高知から小笠原諸島にかけて分布しており、琉球列島に多いアヤヘビギンポとよく似ている。婚姻色のオスは写真のように全身が赤く、頭部の腹側半分が黒くなる。(小枝)(同定協力:田代郷国氏)

KBF-I 208
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