ユメカサゴ

ユメカサゴ

Helicolenus hilgendorfii (Döderlein, 1884)

深海性のメバルの仲間で、鮮やかな赤い体をしている。個体によって色彩にばらつきがあり、横帯が明瞭な個体もいれば、まだら模様が明瞭なものもいる。沖の島近海の水深200 m以上の深場で釣りをするとオキアミを付けた小さい針にはユメカサゴの小型個体、サバの半身を付けた大きいが針にはユメカサゴの大型個体がかかるほど優占する種である。透明感のある薄桃色の白身はうま味が非常に強く、厚い皮にもうま味がある。お刺身でも火を通しても美味だが専門に漁をする人がいないからか、流通しているところはあまりみかけない。(小枝)

まだら模様が明瞭な個体(KBF-I 1188;沖の島近海)
横帯が明瞭な個体(KBF-I 1183;沖の島近海)
 
ユメカサゴのお刺身
 
ユメカサゴのオリーブ焼き

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